細島、飯田教室の高澤です。
中学理科では、嗅覚・味覚・視覚・聴覚・触覚と感覚神経を学習しますが、今回はその感覚にちなんだお話しを少しだけしたいと思います。
最近、地元に帰る機会がありました。久々の故郷というわけですが、そのときに深く趣深く感じたことがあります。 それは、感覚が過去の思い出を呼び覚ますという体験です。
その季節の太陽の明るさ、花や地面の香り、虫の声、近くの学校の野球部の声、富士山の解けていく雪は、私の感覚を通して夏の訪れだけでなく、青春時代の様々な思い出を呼び起こしてくれました。
当時のもうすぐ始まる学園祭の期間、迫りくるテスト週間、冷房が欠かせない教室の雰囲気と、ただ記憶だけでなくその当時の気分さえ思い起こされました。
あの時はどうだったとかと、少し切ないといいますか、なにか甘酸っぱい不思議な気分になりましたが、そのように思い出し、感傷に浸ったりできるものを自分が持っているというのは素敵だとも感じました。
生徒の皆様もいつか、遠く離れて故郷に帰った時にそのような体験をするかもしれません。そんなときに思い出す過去がどうか素敵でありますように、学習も部活動も日々の生活も大切にしてもらえたらと思います。
今に比べてあの時は・・・と思ってしまうこともあるかもしれませんが、そんな過去があるということが本当に素敵なことで、きっと前向きに生きるヒントにもなると思っております。
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