細島教室

いもむし先生

お世話になっております。細島教室、飯田教室の高澤です。

中学理科では、生物分野で節足動物の体の構造を学びます。その中でも夏っぽく、昆虫類にちなんだお話を今回はしたいと思います。

生徒の中には、虫が苦手という人も多いのではないでしょうか。教室にカナブンが侵入しただけで緊急事態!といった状況もたまにあります。

正直、自分も虫は大嫌いです。(幼い頃は全然平気だったのですが・・・)
なんといっても「気持ち悪い。」 そう感じてしまうのが多くの人にも当てはまる虫嫌いの理由かと。
足が多いし、飛んでくるし、裏側がグロテスクだし。

ただ、最近自分が虫に関して興味を示していることがあります。それは、その辺の芋虫を見て、どんな成虫になるのかです。

春から夏にかけてたくさんの種類の芋虫をあちらこちらで見かけて、私に鳥肌を立たせました。
ただ、その芋虫はどでかい蛾になるのか、美しい蝶になるのかと気になり、携帯で調べてしまいます。

もし芋虫に自我や意識があるのなら「自分が美しい蝶になれることを知っているのかな。」とか、「多くの人から気持ち悪がられる大きな蛾になるってわかっているのかな。」と、様々なことを考えてしまいます。
しかし、まぁ分からないですよね。

その芋虫を自分と重ね合わせて、もし今の自分が皆から厭われるような醜い毛虫のような存在だとして、この先皆から愛されるような蝶のような存在になれるのかは今の自分にはわからないです。

ただ理想を目指し、今努力することができるのは人間の特権といえるのではないでしょうか。
生物学的な容姿と人の社会的観点を混同して比喩を用いましたが、人間は容姿ですら理想に近づけることはできます。
気持ち悪がっていた芋虫は、このように自分に様々な思考を促してくれていると感じました。
幼虫ということで人でいうと子供ですが、私にとっては偉大な先生です。

大人

お世話になっております。細島教室、飯田教室の高澤です。

夏休みに入り、夏期講習もいよいよ折り返しに入りました。
さて、夏期講習では基本的に作文の対策を行っています。
その日のお題に沿って文章を自分で書くという内容ですが、先日のお題で非常に考えさせられたテーマを紹介します。

それは 「何歳から大人ですか?」

講師の私も深く考えたいテーマでございます。
ある生徒は、「大学を卒業する年齢である。」と大変興味深い文章を残してくださいました。

法律上は18歳から成年で、酒や煙草等の制限がなくなるのは20歳とされています。
自分自身は「大体20くらいかな」と深くも考えず、思っておりました。

しかしながら、自分が18歳、20歳を迎えたときに、何か自分に変化を感じたかと問われれば、まったくそんなことは無かったと思います。法律上は文句なく成人ではありますが、何も変わらず、「中高生のままな自分だなあ。」と感じていました。

正直に申し上げると今年で23歳になりますが、本当に自分が文句なく大人かと問われれば、そうである自信もないかもしれません。もちろん、何かしらの成長は感じておりますが……

おそらく、自分が「100%、文句なく大人である!」と言える日は、どれだけ年を重ねても来ないのではないかと考えています。

ただ、「大人として」という意識の元、常に成長を自分に求め、日々生きていくのかと、そう思ってしまいます。

ある地点で人が大人になるのではなく、ある地点で大人として生きることを求めらるのではないでしょうか。

たかが、中学生に書いてもらう作文と言えばそれまででですが、このテーマに対するそれぞれの人の答えをぜひ教えてほしいと感じました。

学習のモチベ

お世話になっております。個別指導塾のまながく、細島教室、飯田教室の高澤です。

何をモチベーションに学習に取り組むかというのは人によってさまざまであるかと思います。
成績アップの喜び、学問そのものへの興味、教師や共に取り組む仲間たちとの時間などが挙がってくるかと思います。

さて、今回は自分が学生時代に学習のモチベーションにしていたことを2つ紹介させて頂きたいと思います。

まず、一つ目はきれいなノートを作ることでした。丁
丁寧な字で問題を解き、ノートが進んでいくということに楽しさや気持ちよさを感じ、ノートにはこだわって学習をしていました。

数式や図形、英文をきれいにノートに書くことがとにかく好きでした。
「ノート作りに時間を割いているだけでは成績が上がらない」と、よく言われますし確かにそれだけでは難しいです。

しかし、そのモチベーションで学習に向かうことができるならば、それはとてもポジティブなものだと今でも考えています。

二つ目は消しカスをためるということでした。
どう考えても奇怪で、理解に苦しむようなモチベーションであるとは自覚しております。(笑)

しかし、勉強することによって、目に見えるなにかが溜まっていくことに自分は楽しさを感じていました。ちなみにその消しカスは今も残しています。
間違えた答えを消しゴムで消して、正しい答えを書き、賢くなっていく。今も残る消しカスは自分が賢くなった程度を量として可視化していると考えています。

学習におけるモチベーションとは、自分が学習に向かうことができるのであれば、どんなものでも良いと思います。
皆様も自分だけのモチベーションを大事に、学習だけに留まらず、探してみるとよいのでないでしょうか。